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はじまり☆彡

今日はお天気に恵まれ、暖かいけどカラッとして
過ごしやすい母の日でしたね。

以前、新聞にこんな記事が載っていました。
「あと何回、お母さんに会えるか数えたことある?」
職場の先輩にそう聞かれた女性の投書でした。
その方はご結婚されていて、2か月に1回のペースでお母様に会ったとして
あと90回となり、その少なさに驚いたということでした。
質問してきた先輩のお母様は80歳代だそうで、
「そんなに会えるの?いいわね」と涙されたそうです。

記事が出たのは、かなり前ですが心に残っています。
日々暮らす中で、そんなことは考えたことがなかったけれど
“人”との出会いや、関わり、大切にしていかなくてはと思いました。

この記事を読んだとき、よしもとばななさんの小説『キッチン』の
一場面を思いだしました。
主人公の“みかげ”がお世話になっている方が、不慮の事故で亡くなり、
知らせを聞いたみかげは、最後に会ったのはいつだったかを考えます。
そして別れたときを思いだし「ああ、笑顔だった、よかった・・」という場面。
ずっと前に読んだこの本の、このシーンは心に焼き付いています。

最近はよしもとさんの本を手にすることは減りましたが、
たまにあの「フツー」の世界観に浸りたくなって
読み返すことがあります。
彼女の作品は一見、“誰でも書けそう”な平易な文章で綴られているのですが、
実際は誰もマネできません。
楽に読めてしまうのに感動が波のように何度も繰り返しやってきます。

お母さんがいてお父さんがいて、おじいちゃんもおばあちゃんもいた
「あの頃」に帰りたくなったら、よしもとばななさんをお勧めします。

ちなみにわたしは『TUGUMI』という本が好きです  
初期の作品ですが、今も本棚に“ちょこん”と居ます016.gif
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 プリザーブドフラワー教室・パフュームデラローズ
by takai15kepu | 2010-05-09 23:50 | おススメ図書