言葉の海を照らす
2012年 09月 16日
お天気の週間予報では、
あと一週間もすると残暑とはさよならだそうです。
東京を闊歩する女性たちはすでに、薄手ニットにブーツでしたよ。
おしゃれは<先取り>と<忍耐>ですね
お話しは変わって、最近の私の読書傾向として、
新たな作家作品を開拓中です。
読んだ本まとめておきますね。
『ペトロ』 今野 敏さん
高名な考古学者の妻と弟子が相次いで事件に巻き込まれ、
それぞれの現場には異なるペトログリフが残されていた。
日本の神代文字とメソポタミアの楔形文字・・・
教授と刑事の異色コンビが真相に迫ります。
推理小説なのですが、飄々とした“教授”がいい味出してます(*^_^*)
『太陽は動かない』 吉田修一さん
新油田開発利権争いの渦中で起きた事件・・・
簡単にいうと産業スパイのお話です。
ワールドワイド、スケールが大きいので映画化したら面白そうです。
作者はあの『悪人』を手掛けた吉田さんです。
(妻夫木くん、かっこよかったな♪)
『竹島』 門井慶喜さん
偶然にも8月の初めに手にとりました。
領土問題が激化する直前に読み終わっていたので、
純粋に<読み物>として楽しめた作品です。
なぜならこれ、ブラックユーモア小説なので・・・
読み終えて
<これ位みんなが肩の力を抜いていたら、問題解決の糸口になるのでは?>
と思ってしまいました・・・
『舟を編む』 三浦しおんさん
秋の読書に一冊お薦めするなら“これ”です。
15年という歳月をかけ、一冊の辞書を世に送り出した編集部と、
それに関わった人々のお話しです。
一生懸命に辞書作りに取り組む人々の
日常が綴られているだけなのですが、
とても面白く心に響きます。
派手さはありませんが、心に沁みわたる良い本だなと思います。
三浦さんは言葉の選び方・使い方もとてもステキです。
~太古から未来へと綿々とつながる ひとの魂を乗せ、
豊穣なる言葉の大海をゆく 舟を。~
『トガニ』 孔枝泳(コン・ジヨン)さん
韓国の聴覚障害者学校の生徒達が、
教師達に暴行・虐待された実際にあった事件をもとに書かれました。
<トガニ>は韓国語で<るつぼ>の意味です。
逃げ場のない閉鎖された世界で起きた凄惨な事件・・・
弱者は泣き寝入りするしかないのか?あまりのことに怒りを感じました。
俳優のコン・ユさん(ドラマ・コーヒープリンス1号店のハンギョルさんです)
主演で 映画化されました
『ロスジェネの逆襲』 池井戸 潤さん
大規模な企業買収、銀行とその子会社との対立やかけ引き。
ゾクゾクしたり、ハラハラしたり、あっ!と思ったりの連続です。
人気シリーズの3作目で、とても面白かったです。
主人公の半沢直樹・・・仕事ができる男です!
本当にかっこいいです❤
『週末のセッション』 伊園 旬さん
月曜日、それぞれ災難に見舞われた4人の男達が、
それを回避すべく次々と罠をしかけていく一週間のお話しです。
エピローグが笑えます・・・
やっぱりね。本当に―――のは・・・?
『ドミノ』 恩田 陸さん
些細な出来事がやがて大騒動へ・・・
とてもスピード感があるパニック・コメディです。
人と人は関わり合って生きてるって実感します。
【すべての偶然は必然である】
ドミノが次々と倒れていく爽快感をぜひ!
『残穢』小野不由美さん
小野さんといえば<ホラー>
あまりに暑いので、涼しくなろうと思って
人が居付かない家、怪奇現象・・・
土地に纏わる過去を調べるうちに浮かび上がる<恐怖>!!
やはり夏はホラーですね。ホラー映画も好きです
豆知識ですが、 小野さんの旦那様は推理作家の綾辻行人さんです
お二人でいつもどんなお話しをされてるのか考えると、
それはそれでゾクゾクしますね(*^_^*)
そして読み終わったばかりの2冊
『百年法』 山田宗樹さん
上下巻からなる書き下ろしのSF大作です。
これはできたらみなさんに読んで頂きたい作品です。
⇒⇒⇒ 詳しくはこちらWeb KADOKAWA『百年法』
現在より少し先の未来・・・
厳密には1945年、太平洋戦争終結から始まるパラレルワールドのお話。
人間はHAVIという不老不死の技術を手にいれた。
だが法律により、HAVIを受けた100年後には死ななくてはならない・・・
日本の現状や未来、政治家を始めとする権力者の思惑、
一部のありのままに現実を生きる人達、色々な要素がからみあって、
目が離せません。
長編なのにどんどん読めます。
読んでる間<日本はこれでいいの?>って
問いかけられている気がしました。
架空の物語の中に、近い将来直面する真実が見え隠れしています。
“今どうするべきか考えて”と
山田宗樹さんは訴えているのでは?
ホントに考えさせられましたね~。
この方の他著作には、大ベストセラーの
『嫌われ松子の一生』があります。
これもおもしろいお話でしたね
読書で世界を広げる。
多くの作家に触れて<本を読むこと>の楽しさを
再認識しました✿ フラゴナール<読書する女>
プリザーブドフラワー教室・パフュームデラローズ
あと一週間もすると残暑とはさよならだそうです。
東京を闊歩する女性たちはすでに、薄手ニットにブーツでしたよ。
おしゃれは<先取り>と<忍耐>ですね
お話しは変わって、最近の私の読書傾向として、
新たな作家作品を開拓中です。
読んだ本まとめておきますね。
『ペトロ』 今野 敏さん
高名な考古学者の妻と弟子が相次いで事件に巻き込まれ、
それぞれの現場には異なるペトログリフが残されていた。
日本の神代文字とメソポタミアの楔形文字・・・
教授と刑事の異色コンビが真相に迫ります。
推理小説なのですが、飄々とした“教授”がいい味出してます(*^_^*)
『太陽は動かない』 吉田修一さん
新油田開発利権争いの渦中で起きた事件・・・
簡単にいうと産業スパイのお話です。
ワールドワイド、スケールが大きいので映画化したら面白そうです。
作者はあの『悪人』を手掛けた吉田さんです。
(妻夫木くん、かっこよかったな♪)
『竹島』 門井慶喜さん
偶然にも8月の初めに手にとりました。
領土問題が激化する直前に読み終わっていたので、
純粋に<読み物>として楽しめた作品です。
なぜならこれ、ブラックユーモア小説なので・・・
読み終えて
<これ位みんなが肩の力を抜いていたら、問題解決の糸口になるのでは?>
と思ってしまいました・・・
『舟を編む』 三浦しおんさん
秋の読書に一冊お薦めするなら“これ”です。
15年という歳月をかけ、一冊の辞書を世に送り出した編集部と、
それに関わった人々のお話しです。
一生懸命に辞書作りに取り組む人々の
日常が綴られているだけなのですが、
とても面白く心に響きます。
派手さはありませんが、心に沁みわたる良い本だなと思います。
三浦さんは言葉の選び方・使い方もとてもステキです。
~太古から未来へと綿々とつながる ひとの魂を乗せ、
豊穣なる言葉の大海をゆく 舟を。~
『トガニ』 孔枝泳(コン・ジヨン)さん
韓国の聴覚障害者学校の生徒達が、
教師達に暴行・虐待された実際にあった事件をもとに書かれました。
<トガニ>は韓国語で<るつぼ>の意味です。
逃げ場のない閉鎖された世界で起きた凄惨な事件・・・
弱者は泣き寝入りするしかないのか?あまりのことに怒りを感じました。
俳優のコン・ユさん(ドラマ・コーヒープリンス1号店のハンギョルさんです)
主演で 映画化されました
『ロスジェネの逆襲』 池井戸 潤さん
大規模な企業買収、銀行とその子会社との対立やかけ引き。
ゾクゾクしたり、ハラハラしたり、あっ!と思ったりの連続です。
人気シリーズの3作目で、とても面白かったです。
主人公の半沢直樹・・・仕事ができる男です!
本当にかっこいいです❤
『週末のセッション』 伊園 旬さん
月曜日、それぞれ災難に見舞われた4人の男達が、
それを回避すべく次々と罠をしかけていく一週間のお話しです。
エピローグが笑えます・・・
やっぱりね。本当に―――のは・・・?
『ドミノ』 恩田 陸さん
些細な出来事がやがて大騒動へ・・・
とてもスピード感があるパニック・コメディです。
人と人は関わり合って生きてるって実感します。
【すべての偶然は必然である】
ドミノが次々と倒れていく爽快感をぜひ!
『残穢』小野不由美さん
小野さんといえば<ホラー>
あまりに暑いので、涼しくなろうと思って
人が居付かない家、怪奇現象・・・
土地に纏わる過去を調べるうちに浮かび上がる<恐怖>!!
やはり夏はホラーですね。ホラー映画も好きです
豆知識ですが、 小野さんの旦那様は推理作家の綾辻行人さんです
お二人でいつもどんなお話しをされてるのか考えると、
それはそれでゾクゾクしますね(*^_^*)
そして読み終わったばかりの2冊
『百年法』 山田宗樹さん
上下巻からなる書き下ろしのSF大作です。
これはできたらみなさんに読んで頂きたい作品です。
⇒⇒⇒ 詳しくはこちらWeb KADOKAWA『百年法』
現在より少し先の未来・・・
厳密には1945年、太平洋戦争終結から始まるパラレルワールドのお話。
人間はHAVIという不老不死の技術を手にいれた。
だが法律により、HAVIを受けた100年後には死ななくてはならない・・・
日本の現状や未来、政治家を始めとする権力者の思惑、
一部のありのままに現実を生きる人達、色々な要素がからみあって、
目が離せません。
長編なのにどんどん読めます。
読んでる間<日本はこれでいいの?>って
問いかけられている気がしました。
架空の物語の中に、近い将来直面する真実が見え隠れしています。
“今どうするべきか考えて”と
山田宗樹さんは訴えているのでは?
ホントに考えさせられましたね~。
この方の他著作には、大ベストセラーの
『嫌われ松子の一生』があります。
これもおもしろいお話でしたね
読書で世界を広げる。
多くの作家に触れて<本を読むこと>の楽しさを
再認識しました✿
プリザーブドフラワー教室・パフュームデラローズ
by takai15kepu
| 2012-09-16 12:57
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