『幻想花』 他

最近は、大量の本を乱読しておりました(*^_^*)
中でも面白かった本を挙げておきますね。
たくさんあるので感想は短めに・・・(著者の敬称略ですm(__)m)

』 吉田修一
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 台湾高速鉄道に日本の新幹線を走らせる。
 プロジェクトのため台湾へ派遣された春香。そこは忘れられない思い出の場所でもあった・・・

 工事の完成までを軸に、描かれているのは携わる人々の日常のお話です。
 時間の積み重ねがレールのように未来へ続いていくのを感じました。
 春香とエリックの純愛が素敵です。
 『君に届け』の2人が大人になったような爽やかさが残りました。
 

UFOはもう来ない』 山本 弘
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 不時着した地球外生命体と第一発見者の小学生達。
 それにUFO研究家や新興宗教団体、TV局まで巻き込んでの大騒動です。
 ありえない?いやいや、ありえなくもない・・・かも? 楽しく読める作品です。
 


望郷』 湊 かなえ
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 瀬戸内海の小さな島を舞台に起きる些細な事件。
 それに関わる人々のかけ引きや心の闇が描かれています。
 心模様を浮き彫りにする湊さんはやはりスゴイです。


 
狛犬ジョンの軌跡』 垣根涼介
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 一級建築士の要は、ドライブ中の深夜に黒い大きな犬を撥ねてしまう。
 病院に運んだものの、持ち主が分からないこの犬を一時引き取ることになったが・・・
 近所の犬達が怯える黒犬の正体は?
 これはファンタジー小説だと読み終えて気づきました。
 ちょっぴり不思議なお話です。



笑うハーレキン』 道尾秀介
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 家庭も会社も失った主人公・東口はホームレスの家具職人。
 河原でともに暮らす仲間達との繋がりに、正体不明の女が加わって・・・
  
 疫病神が出てきてファンタジーかと思いきや・・・
 前半と後半で違うお話みたいになってますが、
 私は後半ドキドキしてすごく面白かったです。



十三番目の人格 ISOLA』 貴志祐介
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 ずっと前に映画を観ましたが、原作は初めて読みました(←今頃^m^)
 すると映画ではよくわからなかったことが整理され、
 すっきりしました。それからisoraの意味も活字だと理解しやすいですね。
 余談ですが主題歌だった氷室京介さんの 「永遠~ Eternity~」好きです。




リカーシブル』 米澤穂信
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 父が失踪し継母の故郷の町へ、血の繋がらない弟サトルとともに
 越してきた中学生のハルカ。
 初めて来る場所なのに「ここ知ってる」というサトルの既視感や
 町に伝わる「タマヒメ伝説」など不思議いっぱいのミステリーです。



狭小邸宅』 新庄 耕
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 これは一気に読めます。不動産会社に勤務するサラリーマンの物語です。
 出てくる課長がホントにひどい人です。
 自分のことばっかりで部下を伸ばそうとしない上司・・・
 こんな人に出会ってしまったら、わが身の不幸を嘆くしかないのか?
 営業マンの大変さや不動産会社の売り方などよくわかりました。
 ただし読後はモヤモヤしたままです(笑)



ローカル線で行こう!』 真保裕一
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 廃線の危機に陥った「もりはら鉄道」の立て直しを任された素人2人。
 県庁からいやいや出向してきた鵜沢哲夫と
 新幹線の車内販売員だった篠宮亜佐美。
 カリスマアテンダントと呼ばれていた亜佐美の営業手腕には、
 目を見張るものがあります。
 そしてストーリーにミステリー要素が色濃くなるにつれ、
 やる気のなかった鵜沢や職員達も変わっていきます。
 読み終わると元気になれます。
 そして強いイメージの亜佐美の女心が切ないです。


 

王妃の館 上・下巻 浅田次郎
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 パリで300年の伝統を誇る「王妃の館(シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ)」は、
 誰もがあこがれる最高級ホテル。
 このホテルに宿泊する10日間ツアーを、倒産寸前の旅行会社が企画し 
 売り出した。
 なんと確信犯、ダブルブッキングの二重売りツアー。
 149万8000円の超豪華「〈光(ポジ)〉ツアー」と、
 19万8000円の格安「〈影(ネガ)〉ツアー」
 そしてツアー参加者もクセのある人ばかり・・・

 浅田作品は何を読んでも面白いですね。
 「鉄道員」「地下鉄に乗って」「椿山課長の七日間」・・・
 映画化された作品がたくさんありますね。
 「王妃の館」は上下巻からなりますが、あっという間に読めます。
 ツアーのドタバタの合間に17世紀のシャトー・ドゥ・ラ・レーヌに纏わるお話も
 同時に進行していくので、二作品を読んだ気になります。
 なるほど。ツアーのみならずお話も光と影になっています。



沈黙の町で』 奥田英朗
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 ある町で中学生の遺体が学校から発見された。
 屋根に残る5人の足跡・・・
 生徒は虐められていたとの証言もあるが、自殺か事故なのか?それとも・・・?

 奥田さんの作品はいつも考えさせられます。
 ブログでもたびたび登場してるので、たぶん好きなのだろうと思います(←他人ごと笑)
 「最悪」「空中ブランコ」「サウスバウンド」・・・
 毎度毎度異なる“奥田ワールド”に連れて行かれます。
 どれだけ引き出しを持ってるんだろう?



砂漠の薔薇 新堂冬樹
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 セレブの奥さま方にまじって、愛娘のお受験に執念を募らせるのぶ子。
 偶然目撃した出来事がきっかけで芽生えた悪意が、
 やがてとんでもない事件を引き起こす。
 
 これは実話をモチーフに書かれたお話です。
 あとがきにも衝撃をうけました。
 なんだかな~。そう、感想はなんだかな~です。
 憎むべきは<孤独>
 誰かといても一人ぼっち。 これが現代人なのかもしれません。
 そしてそれはちょっと悲しくもありますね。



P・R・G 宮部みゆき
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 ネット上の疑似家族の“おとうさん”が刺殺された。
 その3日前の事件と共通する遺留品。
 現実の家族と仮想家族が交錯する中、
 「模倣犯」と「クロスファイア」の両刑事が事件の謎に迫ります。

 作家の清水義範さんが宮部作品をこう評していらっしゃいます。
 『その小説は生まれたとたんに、古典となる宿命を背負っていた』
 



塔の断章』 乾くるみ
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 作家・辰巳の書いた「機械の森」をゲーム化するために、
 スタッフ8人が湖畔の別荘に集まった。 その夜、事件が起きる・・・

 <塔の別荘>だなんて、初期の東野作品を思い出しました。
 懐かしい・・・見取り図とか(*^_^*)
 乾さんは最後にアッと言わせるパターンが得意ですね。
 他作品の「リピート」「イニシエーション・ラブ」「Jの神話」と
 どれも面白かったのでぜひ読んでみてください。
 


幻想花』 東野圭吾
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 今はもう無いけれど江戸時代には存在したという<黄色いアサガオ>
 幻の花を追い求めた人々に起きた悲劇です。

 生花のバラにも目の覚めるような<青いバラ>は存在しません。
 人工的に作り出す研究が今も行われていますね。
 ありえない色の花。
 幻の花が人の心を捉えて離さないのはなぜなのでしょうか?
 私はプリザーブドフラワーの青いバラに心を奪われた一人です

 
面白い本は時が流れても読み継がれていくのでしょうね。
100年後、東野さんの扱いはもしかしたら夏目漱石のように
なっているのかしら?
未来を覗いてみたいですね(*^_^*)

ブログで前にご紹介した本が
最近、いろいろ映画化されてます。061.gif
そういうのってなんか嬉しいですね。
私が何かしたわけでもないけれど(笑)


 プリザーブドフラワー教室・パフュームデラローズ
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by takai15kepu | 2013-05-22 10:47 | おススメ図書 | Trackback

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